2009年2月12日 (木)

'08パリ日記12

7/9(水) 

午後に先日セッションする約束をしたフランス人青年と合流notes

ルーブル美術館近くで待ち合わせして、PalaisRoyalという建物に向かう。

建物は敷地の外周を囲むように建っていて、内側が公園になっていて散歩する人や、ペタンクする人や、ベンチで休む人など、ゆったりとした時間が流れているcafe

もう一人友達も来て3人でベンチでギターを取り出してセッションする。僕がジョージブラッサンスの曲をリクエストすると、色々と歌ってくれた。

途中で空からものすごい音がして見上げると、戦闘機が編隊を組んで何機も通り過ぎていく。7/14の革命記念日のパレードの予行らしい。

結局3時間位セッションして解散。フェレ兄弟のライブの日にも行ったオリヴィエの店へdash

こないだは別の人がキッチンで料理していたけど、今日はオリヴィエが料理をしていた。

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おいしい料理を食べた後は、先日もちょこっと立ち寄ったPatrickSaussoisのライブへ。

4番線St.Michel駅近くにあるCaveauHuchetteは、入り口には劇場の券売場のような受付があったりで、わりと歴史のあるお店のようだった。

一階はバーになっていて、カウンターとテーブル席が並び、地下が演奏スペースになっている。

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ステージの前はダンスフロアになっている。壁は岩がむき出しになっていて「地下のダンスホール」といった雰囲気。踊るのを目的にやってきている人も結構いた。

バイオリニストのFrancisDarizcurenをフューチャーして「StephaneGrappelliに捧ぐ」と銘打たれて、アメリカのJAZZナンバーが演奏されていた。

ギター、バイオリン、ベース、ドラム、ピアノはみんな熟練揃いで、リラックスしたスイングが心地いい。古きよきパリの香りを体験できた夜だったscissors

続く…

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2009年2月 9日 (月)

'08パリ日記11

7/8(火)

昼過ぎ、St.Lazare周辺の楽器屋街へ。'07にも立ち寄った楽譜屋をのぞき、日本にまだ入ってきていない教本を一冊購入book

夜はモンパルナスにあるライブハウス、「Petit Journal Montparnasse」へdash

今夜の出演は「Latches」。

SteveLaffont,YorguiLoeffler,ChrissCampionという3人の若手トップクラスのギタリストとベースの4人組。

サモアのジャンゴフェス初日に出演していて僕は見れなかっただけに、とても楽しみにしていたscissors

会場のPetit Journal Montparnasseは、ブルーノートのような高級感があり、食事をしながらステージの演奏を聞くスタイル。

店内はステージサイドのエリアと、食事だけのエリアに別れている。ステージサイドのミュージックチャージは35ユーロ。

ステージ前のテーブル席は結構埋まっていてみんな食事を楽しんでいた。

僕は一人だったのでカウンター横で立ち飲みしながら開演を待つ。Latchesの仲間のようなマヌーシュ系の男たちもたむろしている。

すると、「君サモアであったよね?」みたいに話しかけてくる人が。サモアで一緒にセッションしたギタリストで、「実は僕Latchesのレコード会社で働いているんだ」とのこと。

意外とパリのマヌーシュ・シーンも狭いのか、なんて思ったりした(笑)

演奏は、リリース直前のLatchesのアルバムからの曲中心で、スタンダード、マヌーシュ、オリジナルがバランスよく演奏された。

ギタリストは3人ともチャボロ系の豪快なテクニカル系で、3人で高速のユニゾンを決めたり、アレンジもそれなりに凝っていてた。

個人的にはやはりYorguiLoefflerがダントツにかっこいい。貫禄十分にバンドを仕切っているように感じた。

途中飛び入りゲストが入って演奏したAll Of Meでは、ギターを渡したSteeveLaffontがピアノ・ソロを披露する一幕も。

2ndステージ終了後に、さっきのレコード会社の彼が、「君に渡したいものがあるんだ」といって、呼び出される。「君がマヌーシュ・ジャズが大好きなのが伝わったから」と言って、カバンからLatchesの新譜を出してくれたsign01「まだ発売前だからメンバーにも内緒だよ」とのことだった(笑)

続く…

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2009年2月 4日 (水)

'08パリ日記10

7/7(月)

昨晩ChristopheBrunardに誘ってもらったライブに行く。

演奏は昼間とのことで、お昼過ぎにメトロの一週間パス、カルトオランジュを購入、そのまま4番線の終点Port de Clignancourtにtrain

蚤の市で有名なここクルニャンクール、駅を降りるとたくさんの移民系の人たちが通行人に何か売ろうと声かけていたり、露天が出ていたり、不思議な雰囲気eye

そんな蚤の市の真ん中、6月にFestival de Jazz Musetteが開催されるエリアにあるOneWayというカフェに。

まだ誰も来ていないようで、周辺のお店を散策。R&B系のレコード店や、ミリタリーグッズ店などが軒を連ねるcamera

しばらくしてBrunard親子が到着。今日はもう一人の息子さんWilliamも参加して親子3人+僕で演奏することに。

店の奥にはしっかりとしたステージがあってドラムやアンプも置かれている。夜のライブはロックやブルース系が中心らしい

僕たちはステージではなく、通りに面したテーブル席に座って、通りがかる人や外のテラス席の人々に向けて演奏。

彼らは毎週月曜日の昼間にここでこうして演奏しているとのこと。

この日はあいにくの雨で、あまり人通りもなく、ギャラリーが少ないのが残念だったけど、休憩を挟んで3~4時間、演奏しっぱなしで充実した時間をすごせたscissors

マヌーシュ系の曲は僕も普段やっているから大体わかったけど、フランス人の歌手、ジョージ・ブラッサンスの曲はほとんど知らなかったので、新鮮だった。

演奏後は、RodolpheRaffaliの演奏を聞きに先週も行ったPianoVacheへ。

相変らず若者で賑わうこの店、先週と同じくギター×2、バイオリン、ベースのカルテットで安定した演奏good

ちなみにRodolpheはここではマカフェリ・ギターにピックアップをつけたエレキ使用で弾いていて(日本に来たときに一緒に演奏したときも同じピックアップを使っていた)、てっきりマヌーシュ・ギタリスト御用達のStimerのピックアップかと思っていたら、セドリックが「あれ偽者だよ、使っている人初めて見た、面白いsign01」とのこと(笑)音はメチャクチャよかった。

サモアのジャンゴフェスや、オリビエの店で会った青年から、「今度セッションしようよ」と誘われて、連絡先を交換したり、ロドルフのマネージャーのオリビエや、レーベル関係者、エリオス・フェレも集まっていたので盛り上がって飲んでいたら、終電ギリギリになってしまい、駅までダッシュsign01dash

駅の階段に座っていたおじさんに「Deja, Finirsign02」(もう終わっちゃったsign02)とたずねると、まだあるとのことで、何とかアパートに帰宅。(実際は歩けない距離ではなかったけどsweat01

続く…

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2009年1月28日 (水)

'08パリ日記9

7/6(日)

昨夜ChristopheBrunardに誘ってもらったライブにギターを抱えていくtrain

場所はメトロ4番線St.Michel近くのバー「Taverne de cluny」restaurant

この辺は繁華街になっていて、バーがあるRue de la Harpeは観光客でごった返しているdash

ChristopheBrunardは毎週日曜にこの店で演奏しているようだ。(毎週月曜はZaitiAcousticQualtetが演奏していた。)

店に着くと演奏が始まる直前で、軽く挨拶してからカウンター席でビールを注文。

編成はChristopheのギターと、彼の息子Julienのサイドギター、アコーディオンのLudovicBulcourtのトリオ編成note

早くも1stセットの途中で呼ばれてステージに上がる。と同時にJulienがギターを置きバイオリンを準備し始める。

彼の本職はバイオリンで(コンサルヴァトワールに通っているらしい)、ほかにギタリストがいないときは伴奏を手伝うそうだ。

ギター×2、バイオリン、アコーディオンの編成で演奏再開。曲は知っている曲ばかりだったので、楽しんで演奏できたscissors

その後は3セット目まで全部参加させてもらったhappy01前日にAtelier Charonneで出会ったフランス人も遊びに来てくれて、「よかったよsign03」。

アコーディオンのLudovicはマヌーシュ、今もキャラバンで生活しているらしい。話好きらしい彼は、「俺はマヌーシュだぜ、マヌーシュの衣装は、白と黒で決まりだぜsign01」みたいな調子で、セットの間にずっとおしゃべりし続ける。全部フランス語で、全然わからなかったけど、フレンドリーないいやつだってことは十二分に伝わった。演奏も本物だった。

演奏終了後にChristopheが彼のCDを2枚記念にプレゼントしてくれたsign01

1枚は彼と2人の息子による「BrunardConnexion」のCD。そしてもう一枚はサモアでも見たギタリスト、Christian Escoudeとのデュオ。

 

礼を言って帰ろうとしていた僕に、「近くで知り合いが演奏しているんだけど、よかったら寄っていかない?」とのことで、ついていくことに。

歩いて3分ほどのお店に着き、地下に降りるとステージにはPatrick Sausoisがsign01
バイオリン、ピアノ、ベース、ドラムと一緒にエレキでスタンダードを演奏していた。

ライブハウスというよりはダンスホール、という感じの会場はもう0時を回っているせいか客もまばら。数人がフロアで踊って、数人が隅に腰掛けて聞いていた。

3~4曲でもう終演のようで、1Fのバー・スペースに移動してみんなで乾杯。軽く談笑して、メンバーは三々五々帰っていく。

僕は帰る方向が一緒だったBrunard親子と一緒のTAXIに乗り、アパート付近まで送ってもらうcar

すると、帰り際に、「実は明日も演奏があるんだ、よかったら来ない?」のお言葉。お店のカードをもらって「A Demainsign01

続く…

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2009年1月23日 (金)

'08パリ日記8

7/5(土)

昼間はアパートの近所でお土産など物色したりスーパーに買出しに行ったりのんびり過ごし、夜は先日フェレ兄弟を見に行ったバスティーユ近くのAtelier Charonnetrain

今夜はFrangy DelporteとStevi Demeterという二人のギタリストの演奏note

Stevi DemeterはMorenoやTiti Demeterのバックでもやっているのでサイドギタリストの印象だったけど、今夜は二人ともソリストとして演奏していた。

Frangyは自分のバンドも持って活動している若手で、店内では母親がバスケットにCDを入れて客に売りつけていた。後日聞いた話だとこの母親が敏腕マネージャーで活躍の場を拡げているらしいcoldsweats01

セットアップはお互いマカフェリ・タイプのギターでピエゾ・ピックアップのみの出力。

個人的にはこのピエゾの音が苦手というか、マカフェリ・ギター特有の魅力がなくなっているように感じるsweat02

ピエゾ特有の「ブチッ」とした音色を上回るくらいのピッキングのアタック、音量が安定していないと、マヌーシュ・ジャズの歯切れのよさ、繊細な音色が伝わってこない。それができるのはごく一部のプレイヤーだけだと感じた。

で、今夜の二人の演奏は、あえてよく言えばリラックス、悪く言えばグダグダな印象down
逆に、本場のマヌーシュでもこんなときがあるんだ、といった発見でもあった。

そんなことを考えていると、客席に先日ライブを見に行ったChristopheBrunardがいた。
奥さんと息子の3人で食事に来ていたrestaurant

さらにTchavolo Schmittもギターを持ってぶらりとお店に入ってきたsign01先日フェレ兄弟を見に来たときもPatrick Saussoisが原チャリで来てたりと、この店はたまり場のような場所なのかもと思った。

(↓Saussoisはブールーとセッションしていた、Saussoisの髪型がbleah
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この日はTchavoloはどこかの仕事帰りのようで、店先のテラスで仲間たちと飲んで気づいたらいなくなっていた。残念sweat01

ChristopheBrunardが帰り際に、「明日ライブがあるんだけど、ギター持っておいでよ」と言ってくれたので、お店の場所と名前とメモして、「A Demainsign01(また明日ね)」。

続く…

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2009年1月22日 (木)

'08パリ日記7

7/4(金)

昼過ぎ、アパートから歩いて5分のfrancois charle氏の楽器店へdash

'07にも訪れたこの店は、マカフェリ・タイプのギターがたくさんあり、
francois charle氏はマカフェリ・ギターの本も出しているスペシャリスト。

今回の旅では(ユーロ高もあり)、楽器の購入予定はなかったけど、
一応覗いてみる。

実はパリに行ったらやりたかったことのひとつが、Bireli Lagreneなどの使用で有名なStefan Hahlのギターを弾いてみることnote

'07は時間がなくて見るだけだったので、今回試奏させてもらった。

 

頑丈なつくりとは裏腹に微妙なタッチに繊細に反応してくれて鳴りも申し分ない。
日本円にして約100万が高すぎに感じないすばらしいギターだったgood

教本や楽譜は特に真新しいものはなく(日本でも通販で買えるものばかりだった)、
CDコーナーにあったSelmer#607のCDを購入cd

サモアでも見たこのユニット、CDも抜群にいい音で、すっかり愛聴盤にhappy01

ところでアパートには一通りの生活設備があって、CDラジカセもあったけど、壊れていてCDがだいたい5曲目以降が聞けないsweat02
残りは日本に帰ってからのお楽しみということで我慢coldsweats02

夜は20区にあるGoguetteというカフェにHerve Pouliquenの演奏を聴きに行くdash
メトロ2番線AlexandreDumas駅から徒歩8分。

サンセヴェリーノのバンドで日本にも来日したことのあるHerveはエレキ(フルアコ)、サイドギター、ベース、SAXとの4人でマヌーシュ・スタンダードを演奏。

この店は地元人向けの店の隅で演奏している感じで(一応ステージがある)、公開練習のような砕けた雰囲気。ノーチャージの投げ銭スタイルdollar

ステージの合間に声をかけると、共通の日本人の知り合いの話題で盛り上がる。見た目はヒッピー風だけど話すととても優しくて、パリのライブ情報などを教えてくれた。

続く…

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2009年1月 2日 (金)

'08パリ日記6

7/3(木)
この前混んでいたため登れなかったエッフェル塔に
もう一度行ってみる。

4つある足のような部分にエレベーターがあり、
午前中なのにすでにたくさんの人が並んでいる。

一番空いていそうなところに並び、チケットを買って
エレベーターに乗り込む。

展望台は第一、第二、第三(最上部)とあり、せっかくなので
最上部に。(それぞれ値段が違う)

第二展望台でエレベーターを乗り継ぎ、第三展望台へ。
そこから階段を登ると、屋外に出る。
パリ市内はもとより、遠くまで一望できる。
凱旋門もとても小さく見る。

この日も、昨夜と同じくバスチーユ近くのAtelierCharonneへ。
今夜の出演はBoulou&EliosのFerre兄弟。

実は去年のFerre兄弟の来日時に演奏を聞いてもらう機会があって、
PianoVachetでEliosに再会したときに(彼はここのRodolpheの
ライブのときはよく出没するらしい)、「木曜日に演奏するときに
ギター持っておいで」といってくれていた。

AtelierCharonneに行く前に、Rodolpheのマネージャー、
オリヴィエに招かれ、彼がオーナーを務めるレストランに。

AtelierCharonneから歩いて五分くらいの路地裏にあるお店は、
観光客向けというよりは、地元の人で賑わう昔ながらの雰囲気。

店に着くとすでにオリヴィエとEliosがいて、その後も仲間たちが
続々と集まってくる。当然フランス語なのでほとんど会話には入って
いけないけど、サモアで見かけた人もいたり、音楽の話で盛り上がる。

ひとしきり盛り上がったらそのままAtelierCharonneへ。

1年ぶりに見るFerre兄弟ライブ。相変らず独特な世界観で、
時間を超越した、ふんわりした触感の演奏だ。

2ndセットの途中で2曲ほど飛び入りさせてもらう。
曲はSwing39、BesameMucho。

二人はPAシステムを使っていたけど、僕はマイクにつなげないギター
だったのでどうしようかと思ったら、Eliosが「SAMURAI!」と言って
自分のギターのシールドを抜き、3人で生音で演奏した。

ライブ終了後、油断していて終電がなくなってしまう。
一緒にいたパリ在住の日本人H氏の誘いで、
シャトレ周辺でまだやっているかも、というJAMセッションのお店に
歩いて向かうことに。

約30分ほどでたどり着くも、すでに終了してしまい、
ミュージシャンが帰路につくところだった。残念。
バカンスに入るので来週から5週間休みになるそうだ。

シャトレ周辺は日本の渋谷、原宿のような場所で、
12時を過ぎても若者で賑わっている。

歩いたらお腹が空いたので二人でケバブを買って食べる。
深夜バスで帰るH氏と別れ、そこからまた20分ほど歩いてやっと
アパートに到着。

続く…

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'08パリ日記5

7/2(水)
昼間は基本的に音楽絡みの予定がないので、パリの市内観光。
この日は凱旋門からも見えた、モンマルトルの丘にそびえる
サクレクール寺院に行ってみる。

メトロを乗り継ぎ、2号線のAnversで降り、お土産屋さんの並ぶ坂道を
上っていくと寺院の入り口に到着。丘の上にある寺院に続くケーブルカー
乗り場がある。僕はそれには乗らずに歩いて登っていくことにした。

ここでは怪しい黒人たちがなにやら通りかかる人たちに声をかけている。
見ると、捕まえた観光客の腕にミサンガのような物を巻きつけている。

観光客はされるがままといった感じだけど、どうみてもこれは
押し売りされている雰囲気。

案の定、僕にも近づいてきて有無を言わさず「腕を出せ」みたいな感じで
つめよってくる。無視して通り過ぎようとしても腕をつかまれ、強引に
巻きつけてくる。思い切り腕を振り払い、ダッシュでそこから逃げる。
上まで上がると、パリ市内が一望できる。

そのまま歩き続けて、やっと寺院に到着。丘の上にそびえる大きな
建築は荘厳で迫力がある。

寺院を横に抜けた一帯は、古きよきパリの町並みといった感じの
雰囲気のよいエリア。

広場には絵描きが集まり、洒落た土産物屋が並ぶ。

この日の夜は、日本にいるときから情報が入っていた、
バスチーユ近くのAtelierCharonneというお店に向かう。

このお店では連日特別なチャージなしで生演奏が楽しめ、
そのブッキングの比率はマヌーシュ・ジャズが大半を占める。

お店に入ってみると、パリ的なイメージとは違って
非常に洗練されてスタイリッシュな空間が広がっていた。
日本だと青山辺りにありそうなダイニング・レストランといった雰囲気。

ノーチャージとの表記だったけど、実際は演奏スペース前の
テーブル・エリアはコース料理のようなものを頼まなければ
いけなそうな雰囲気。横のカウンター・エリアからも演奏は見ることは
できるけど、お店の人に、「飲むだけでもテーブルに座って平気ですか?」
と聞くと、OKとのこと。

このお店の店員さんは、学生のバイトだろうか、みんなとてもテキパキ
働いていて雰囲気がよかった

今夜の演奏はOpus4という男性4人組。
バイオリン、ギター×2、ベースの編成で、特徴的なのが
基本的に歌がメインで、4人のハーモニーでマヌーシュジャズ
ゆかりのナンバーを聞かせるところだ。

ギターはマカフェリ・タイプではなくリゾネイターで、
全員立って演奏するという、ほかに類を見ない独特なスタイルは
どこかラテン音楽のフィーリングも感じさせる。

器楽を聞かせるというより、エンターテイメント性を重視した
実力派バンドで、個人的なお気に入りは、ジャンゴの
Douce Ambienceと、Chick CoreaのArmando's Rumba。
4人のハーモニーでとてもドラマチックになっていた。

AtelierCharonneにはこの旅であと3回行くことになり、
色々な出会いや思い出ができることになる。

続く…

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'08パリ日記4

7/1(火)
パリの観光では外せない、エッフェル塔に行ってみる。

凱旋門のように登ってみたかったけど、さすがはエッフェル塔、かなりの行列。
また後日出直すことにする。帰りは少し歩いて、
金色のドームが印象的な国立廃兵院に立ち寄る。

現地の演奏の情報は、「LYLO」という小さな冊子のような
フリーペーパーを見て集めていた。
約2週間分のパリ市内と近郊での演奏情報(会場、出演者、ジャンル、チャージ)
が載っていて、後ろには掲載されているお店の住所と最寄駅も
載っていて便利だ。

毎日最低一箇所はどこかでマヌーシュジャズをやっている。
週一などのいわゆるレギュラーの演奏は大体の場所がノーチャージ。

この日は何箇所かあるマヌーシュジャズの演奏の中から、
CristopheBrunnardという人のライブに行くことにする。
理由は、このライブだけチャージがあったから、
ノーチャージのものより特別なのかな?という推測で。

地図を頼りにMere Agiteeという会場に行くと、
「ほんとにここで演奏するの?」というような少し古びた印象のレストラン。
不安になり何度確かめても住所と店名もあっている。

恐る恐るお店に入り店員に聞いてみると、確かに今夜演奏があるとのことで、
店内に案内されると、地下に通される。

あまり広くない地下のスペースにテーブルが並べられ、奥にはギターが
2本置いてある。どうやら結構アットホームな雰囲気の演奏会のようだ。

ChristopheBrunardという名前を昼間に
インターネットで調べても全然ヒットしなかったこともあり、果たして
どんな演奏が聴けるのか、ちょっと不安になってくる。

狭い地下にはテーブルが5つほど並べられ、お客さんも約15人といったところ。
すると中年の男性が2人やってきて演奏スペースでギターを手に取り
チューニングを始める。どうやらこの二人が今日の主役のようだ。

少ないお客の中でやはり日本人は目立つようで、始まる前から
「日本人?」「ギターやってるの?」などと聞かれ、「じゃあ後で一緒にやろうよ」
と誘ってもらい、演奏がスタート。

わりとオーソドックスなナンバーが続き、場所の雰囲気もあって
リラックスしたムードで演奏が進んでいく。

Chiristopheじゃないほうの名前の知らないギタリストが大体の
曲のテーマのメロディーをとっているが、明らかにChristopheが
曲を支配しているといった感じ。音色やピッキングはチャボロっぽい豪快な
ものだけど、結構モダンなフレージングもとり入れてしっかりと
自分の歌を歌うギターだった。

休憩を挟んだ2ndセットの途中で二人に呼ばれ、演奏に飛び入りさせてもらう。
そんなつもりじゃなかった僕は楽器を持っていなかったので、
Christopheのギターを借りて、もう一人とセッション。

何をやったかは覚えていないけど、確かジャンゴものをやったと思う。
2曲ほどやって、今度は楽器と相手を交代。Christopheとセッション。

二人ともとても温かく迎えてくれて、「もっとやろうもっとやろう」と
進めてくれる。お客さんも温かく見守ってくれていた。

実は、今まで全然知らなかったこのChristopheBrunardという
ギターリストとのここでの出会いが、後になってこの旅をより充実したものに
してくれることになる。

もちろんこの夜の僕はそんなこと知る由もないのだけれど。

続く…

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'08パリ日記3

6/30(月)
この日からパリでの約2週間の滞在が始まる。
テーマは「マヌーシュ・ジャズのある日常」。

サモアのようなフェスや、大御所の来日公演のような、
ドレスアップされたものではなく、日常の中にどんな感じで
マヌーシュ・ジャズが溶け込んでいるか。
短い期間だけど少しでも垣間見れればいいと思う。

まずメトロ(地下鉄)の駅に行き、カルト・オランジュという
一週間のフリーパスを買う。(このカルト・オランジュ、'08で廃止されるらしい)

乗り放題ということで、とりあえずCD屋を物色しに
ヴァージン・メガストアとフナックという二つの大きなCD屋がある
シャンゼリゼ通りへ向かう。

観光地として有名なシャンゼリゼ通りはスリも多いとのことで、
少しどきどきしながら歩くとすぐに目的地に到着。

Jazz Francais(フランスのジャズ)というコーナーが
設けられ、その一部にJazz Gitaneとしてマヌーシュ・ジャズの
CDが並べられていた。

日本にまだ入っていない新譜も結構あるけど、1ユーロ=170円
という状況もあり、セールになっていたCDを2枚購入。

その後は今年日本で見た映画、「モンテーニュ通りのカフェ」の
舞台となったモンテーニュ通りを歩いてみる。

シャンゼリゼ通りの交差点から枝分かれして伸びるこの通りは
高級ブランド街として有名。ブランドを横目に見ながら歩くと
映画の舞台となったCafe de theatresを発見。
実物はさりげなく町並みに溶け込んでいた。

通りをさらに進むとセーヌ川に抜けて、川越しにエッフェル塔発見!
'07は遠くから見ただけなので、目の前にそびえるエッフェル塔に感動。
後日改めて登ってみようと思う。

メトロを使いシャンゼリゼ通りとの交差点まで1駅戻る。
ノープランな散策なので、思いつきで映画を見ることにする。
渡仏直前に日本でも公開されて見れずにいた「インディージョーンズ」。

英語音声&仏語字幕で、正直セリフは半分もわからなかったけど、
映像を見ていれば大体の流れがわかったので楽しめた。

映画が終わるとメトロに乗って2駅の凱旋門に行く。
凱旋門は上に展望台があるので、登ってみることにする。

高いところからパリ市内が一望でき、地図と照らし合わせて、
モンパルナス・タワーやサクレクール寺院、エッフェル塔などの
ランドマークをチェックし、大まかな位置関係を確かめる。


ここでBLUE DRAG川村社長から連絡が入り、以前日本に1年に住んでいた
友達のセドリックと3人で食事をすることに。

一度アパートに戻り、待ち合わせ場所のオペラ・ガルニエへ向かう。
セドとの1年ぶりの再開を祝し、近くのブラッスリーで乾杯!
そこで食事を済ませた後、3人でメトロに乗り、今夜の目当ての
ライブスポット、PianoVacheへ。

ここでは毎週月曜日にRodolpheRaffaliの演奏がノーチャージで楽しめる。
つくとまだ人はまばらだけど、演奏目当てにすでに何人か集まっている。
サモアで知り合ったミュージシャンもいた。

アナウンス上は演奏は21時スタート。でも実際にはかなり遅れて
のんびりと始まった。Gt.×2、Violin、Bassの4人での演奏は
かなりリラックスした感じで、聞いているほうも自然体で音楽に
入っていける。サイドギターのDavidGastineとバイオリンの
DanielJohnMartinはボーカルもとり、スイング系のからジャンゴもの、
ジョージブラッサンスなど、有名なナンバーのオンパレード。

お店は下町の酒場風で、近くに大学があるせいか、
夜もふけると若者たちでにぎわっていた。

Rodolpheと去年の来日時に一緒に演奏したり、
飲みに行ったりして楽しい時間をすごしたことを
覚えてくれていて、最初突然の登場にびっくりしていたけど、
喜んでくれた。でも名前は完全に忘れられていた。

また、Rodolpheの陽気なマネージャーのオリヴィエと、その弟の
ヴァンサンも来ていて、こちらは顔も名前も覚えていてくれていた。

熱い演奏と満員の客のせいでお店の中はとても蒸し暑くなっていき、
それがまた演奏をヒートアップさせていく。まだまだ盛り上がっていたけど、
メトロの時間もありお店を後にしてセドリックと駅までダッシュする。

電車にも間に合い、セドとまた会う約束をしてお別れ。
メトロを乗り継ぎアパートに帰る。

続く…

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